2007年01月24日

乱鴉の島



おもしろかった。

最初に、有栖川有栖氏の本にはまったのは、学生たちが主人公の本格ミステリ孤島物だったが、今回は、火村氏が主人公の孤島物でした。
なかに、どうしても、ホ○エモン氏を彷彿とする登場人物がでてくるのには、まいりましたが、全体として、楽しめました。しかし、不思議と、読後にどんどん本のイメージが薄れていくのは、有栖川氏の魔法かと思うのですが、きっと、また、読み返しても、面白く読んでしまうでしょう。

その、IT長者が語ることのなかに、本筋とはまったく関係ないのですが、
---引用
「どうして人を殺してはいけないの?」なんてぬかすガキもいるようですが、本気で言っているのなら、人間未満です。そんなのは社会契約だ。常識に逆らいたいのなら、「どうしてお腹がへるのかな?」って歌いながら断食でもしてろ。
---引用終わり
というせりふがあり、これ、痛く気に入りました。
また、本筋からはなれたところで、この若きIT長者の口から語られるいわゆる兵器を使わないで平和を守る方法は夢物語ながらも、自分にしっくりくるものがありました。
本筋とはなれたところでも、いろいろ面白い本でした。

産婦人科医の、受精の話から、奇跡のように産まれた命を、むざむざ殺したり自殺したりするのは、もったいないという話もいい話。人は、あわてて殺したり、命を絶たなくても、いずれ死ぬ生物なのだから。


posted by MEW at 10:35| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画DVD本TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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